[日常の記録]『関の山』
第十五回
vol.15
これ以上はできない、ぎりぎりそこまでという限度、精一杯。
『関の山』は諦めや嫌味を含む言葉であり、限界までやったことへの労いや誉め言葉としては使う類いではない。
関の山とは三重県関町(現亀山市)の八神神社の祭礼に使われる山(山車)のことである。この山が「これ以上贅沢はできない」と言われるほど立派なものであったことから、「これ以上は出来ない(だろう)」「それが精一杯(だろう)」と限界をいう言葉として使われるようになる。 日本語俗語辞書
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