[日常の記録]『おもんぱかった』
讀賣新聞の朝刊(1日付)を読んでいたら今まで見たことも、聞いたこともない言葉を発見
「おもんぱかった」
新聞記事に間違いはないでしょうと・・・。
主人に聞いても「聴いたことはない言葉だな」といわれました。
引退する自民党の森喜朗 元首相(75)と、民主党の渡部恒三元衆院副議長(80)はそろって、BS番組「時事放談」の収録に臨んだ。
森氏は、同じ派閥の仲間だった自民党の安倍総裁をおもんぱかった。
「安倍さんは、右とかタカ派とかいわれ、かわいそうなところがある」
この文章から意味は推察できなくもなかった。けれど
「おもんぱかる」って
今の時代に通常の会話で使っていないので? 調べてみました。
あったんです!
おもん‐ぱか・る【慮る】
《「おもいはかる」の音変化。古くは「おもんばかる」》
周囲の状況などをよくよく考える。思いめぐらす。「相手の対面を―・る」
子(孔子)曰わく、
人にして遠き慮(おもんぱか)り無ければ、必ず近き憂い有り。
しのたまわく、ひとにしてとおきおもんぱかりなければ、かならずちかきうれいあり。
(訳)目先のことにとらわれず先の先まで思いをはりめぐさらなければ、必ず身近に思いがけない心配事が起こるものだ。
だそうです。
【わかる四字熟語*1】
人気のキャラクターと一緒に、より自然な形で四字熟語が学べます。(^_^)v
vol.35
「深山幽谷」*2
人が住む所から遠くはなれた山や谷。
ほとんど人が入っていないような奥深く静かな大自然のこと。
「深山」は人里遠く離れた奥深い山。
「幽谷」は山奥深くにある静かな谷。