奈良・東大寺二月堂のお水取り(修二会(しゅにえ))が1日始まりました。
21世紀になって2001年で1,250回目を越えました。新たな世紀に回を重ね、奈良時代の開始以来一度も休んでいない。お水取りのおたいまつは、毎年3月1日から14日まで行われます。12日深夜にはクライマックスを迎えるとか・・行事は、2月20日から月末までの「前行」と、3月1日から14日までの「本行」とからなります。
「お水取り」は静と動、水と火のダイナミックな祭典です。
[水とりや氷の僧の沓の音]・・松尾芭蕉
芭蕉は「野ざらし紀行」の旅の途上、お水取り最中の二月堂に参籠した。
真っ暗な内陣から僧達が駆け回り氷のような沓音が響きわたる光景を見て詠んだ一句です。