akaibara's diary

華道教授で サッカー大好き お母さんです

白須賀宿 

歌川広重作 【白須賀汐見阪図
遠州灘を望む汐見坂を描く。
東海道五十三次の32番目の中くらいの規模の宿場です。
現在でも、格子戸のある古い民家等江戸時代の面影を残しています。
鎌倉時代から「白い砂州の上に開けた集落」の事を「白須賀」と言い、その名の通り宿場は海辺近くにありましたが1707年の大地震で壊滅そのため、宿場を高台(潮見坂の上)に移しました。


この宿場の特徴は道路が直角に曲がっていることです。(地元では曲尺手という)
【曲尺手(かねんて)】
軍事的な役割を持つほか、大名行列同士が道中かち合わないようにする役割を持っていました。
江戸時代、格式の違う大名がすれ違うときは、格式の低い大名が駕籠から降りてあいさつするしきたりでした。
それでも、主君を駕籠から降ろすことは行列を指揮する供頭にとっては一番の失態になる。そこで、斥候を行列が見えない曲尺手の先に出して行列がかち合いそうなら休憩を装い最寄りのお寺に緊急避難をしたのでした。素晴らしい気使いをしていたんですね。

白須賀マップ

豊田佐吉翁
湖西市 観光情報
 【新居宿】

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【歌川広重の版画と東海道五十三次】